新年の挨拶
新年あけましておめでとうございます。
千葉会会員の皆様におかれましては、穏やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃より本会の諸活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
本年は、元号でいえば令和八年、そして「昭和100年」という節目の年にあたります。昭和が幕を開けたのは遠く1926年、激動の世紀を経て、いま私たちは新たな百年の扉を開こうとしています。
この百年のあいだに、社会や経済の構造は大きく変化し、私たち士業を取り巻く環境も様変わりしました。紙と電話で行っていた手続きや相談は、いまやオンラインで完結する時代になり、AIやデジタル技術の発展は、私たちの専門業務の在り方そのものを問い直しています。こうした変化の中で、改めて「人が人に寄り添う専門職」としての使命を再確認することが、いま最も大切なことだと感じています。
さて、昨年6月に会長に就任し、会員一人一人のために、「一緒に考え、一緒につくる」を基本理念に、主に下記事業を、役員の皆様とともに実施してきました。
- 研修の充実
- 10周年記念行事
- 他士業との連携強化
- 包括外部監査、各種推薦案件の担い手の育成
- 公認会計士業界の啓蒙活動
──について、この一年の進捗をご報告申し上げます。
まず「研修の充実」では、引き続き、千葉会独自の研修として、昨年10月4日に「丸一日リースを学ぶ」、12月6日に「丸一日税務を学ぶ」を開催し、多くの会員の方々にご参加いただ きました。特に「丸一日リースを学ぶ」については、他地域会からの参加を含め200名を超える会員の参加があり、大盛況の研修となりました。
次に「10周年記念行事」については、11月の開催に向け、昨年プロジェクトチームを立ち上げ、牧野智成副会長、大竹栄副会長を中心に鋭意検討を進めております。
三点目の「他士業との連携強化」では、昨年7月に千葉県社会保険労務士会、8月に千葉県税理士会を表敬訪問、10月に千葉県弁護士会と懇談会を行い、両会の更なる信頼の醸成と、各士業間で地域課題の解決により深く関わる体制を整えていきたいと考えております。
四点目の「包括外部監査、各種推薦案件の担い手の育成」については、伊藤孝明副会長を中心に、昨年9月に包括外部監査に関する基礎研修、11月に土地改良区検査業務説明会を実施し、担い手を増やすための取組みを始めております。
五点目の「公認会計士業界の啓蒙活動」については、従来から行っているハロー!会計の他、千葉商科大学との連携推進、昨年8月から10月にかけて、千葉市教育委員会、千葉県教育長、柏市教育長等を訪問し、若い世代が公認会計士業界に関心をもてるよう力を入れております。
今後は、これらの取組みをさらに深化させるとともに、協会本部の施策に沿って、持続可能な組織体制の構築、特に組織再編(委員会、研究会等)についても取り組んでまいりたいと思います。多岐にわたる事業のため、多くの会員の皆様に会務への参加をお願いいたします。
生成AIに関する技術の進展が進む中で、私たち士業が社会に提供できる価値は「知識」そのものから、「信頼」と「倫理」に基づく判断・支援へと移りつつあります。テクノロジーを正しく理解し、人の思いに寄り添う姿勢を忘れずに、次の時代を多くの会員と共に切り拓いていきたいと思います。
「昭和100年」という節目は、単なる歴史の区切りではなく、新しい時代の出発点です。先人たちが築いてきた信頼の礎を大切にしながら、我々は次の百年を担う責任を自覚し、時代の変化を恐れず、一歩前へと進んでまいる所存です。
本年が、会員の皆さまにとりまして実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和八年 元旦
